こんにちは。
株式会社シーオンの久野です。
費用対効果という言葉を社会に出れば一度は耳にした事があります。
簡単に説明すれば
「費用に対してどれぐらい儲かったか」という事です。
例えば3万円の広告を打って、3万円の売上が上がった。
これは儲かっているかどうかと言えば赤字です。
広告と営業は常に費用対効果がつき物です。
まずはその広告をやってどれほど儲かるかというのが
あらかじめ計測できていなければ意味がありません。
【飲食店条件例】
条件 ・組当たりの平均客数2.5人 ・客単価 3,500円
・食材原価率(F)35% ・人件費率(L)25% ・値引率10%
・広告費30万円
家賃や減価償却費など固定費は費用対効果の計算式に入れてはいけません。
これは広告に関わらずかかる費用なので計算に含めてはいけません。
まずはコストから見ていきます。
コストはF:35%+L:25%+値引率10%でトータル70%です。
広告費30万円とすると
・300,000÷70%=428,571
つまり428,571円の売上があってトントンという事です。
更に
・売上428,571円÷客単価3500円=122人
つまり30万円の広告を打った時、
426,571円の売上、122人の集客が必要という事です。
通常ポスティングなどは0.03%の反応率です。
ハンディングなどは0.1%ほどです。
こういった反応率を考えながら費用対効果を計算して行く事も重要です。
やみくもに安売りして売上が上がったから良かった、、、
なんて考えていると月末の締めでびっくりする事になります。
逆に言えばこういう流れで予算を組んで販促を打っていけば
着実に利益が創出されます。
たいていの場合、広告をやって赤字になるような事はそうそうありません。
だいたいがトントンぐらいに収まるはずです。
ただ一般的に飲食店などは売上が上がれば人件費比率(L)が下がりますので
利益創出はしやすくなるかと思います。
(客数がどれだけ増えても席数は変わらないのでオペレーション人数は変わらないという仮定)
まずは売上が上がらなければどんなにコスト削減を頑張っても赤字店舗は解消されません。
ポスティング、ハンディング、ポスター、DM。。。
色々な販促手法を試しながら稼いで行く事が重要です。
店舗経営で最も重要なのは、お店が存続する事です。